高校数学1ミリメートル

大方は教科書に書いてあることを、1mmだけ私流に述べているつもりの、1mm だけ役に立つかもしれない高校数学ブログ。クイズや練習問題有り ( 誤植も有り? )

Vol.27 確率計算の誤答例、その1

 今回は、トランプ52枚の中から1枚を取り出したときに、それがハートである確率 \( \mathrm{P} \) を 求めるために、(ハートマークのカードは13枚あるので)以下の様に立式した事に対して(とても余計な?) 解説を致しております。 \[ \mathrm{P} = \frac{ {}_{52} \mathrm{C} _{13} }{ {}_{52} \mathrm{C} _{1} } \ \tag{1}\]

 私の第二ブログ、
 「 心穏やかな日々のために 」 https://odayakakokoro.hatenablog.jp/

にて、最近の数稿で、小中学の算数や数学の話題を掲載致しております。こちらも宜しくお願い致します。


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前回の問題の( 私の )解答解説

 トランプ52枚の中から1枚を取り出す際、どの1枚の取り出し方も同様に確からしい という事を前提として、

 トランプ52枚の中から1枚を取り出したときに、それがハートである確率 \( \mathrm{P} \) を 求めるために、以下の様に立式したとする。 \[ \mathrm{P} = \frac{ {}_{52} \mathrm{C} _{13} }{ {}_{52} \mathrm{C} _{1} } \ \tag{1}\]  この(1)式をみたとき、 \[ {}_{52} \mathrm{C} _{13} \gt {}_{52} \mathrm{C} _{1} \]  に気付き、必ず \( 0 \le \mathrm{P} \le 1 \) である事を考えると、(1)式の \(\mathrm{P}\) の値は、そもそも確率のとるべき値の範囲を逸脱しているので誤りである事が分かる。  トランプ52枚の中から任意の1枚を取り出す場合の数を \( {}_{52} \mathrm{C} _{1} \) とするのは 良い。任意の1枚のハートのカードを取り出すその場合の数は、 \[ {}_{13} \mathrm{C}_{1} \ \tag{2} \] となる。  しかし(1)式ではそれを、 \[ {}_{52} \mathrm{C}_{13} \ \tag{3} \] としてしまっている。(2)式と(3)式では何が違うのか?

 (3)式は、トランプカード52枚の中から任意の13枚を選ぶ場合の数となっている。 任意なので、すべてのマークのカードを含めた13枚のカードを選ぶ場合の数となっている。 これでは、ハートマークだけを選ぶ場合の数では無い上に、13枚を選ぶ場合の数なので、 1枚を選ぶ場合の数ではない。よって、この数え上げ方(場合の数の計算)が間違っている。
 ハートマーク1枚を選ぶ場合の数は、ハートマークは13枚あるので、13枚の中から1枚を 選ぶ、 \[ {}_{13} \mathrm{C}_{1} \ \tag{2} \] となる。よって、確率計算としては、 \[ \mathrm{P} = \frac{ {}_{13} \mathrm{C} _{1} }{ {}_{52} \mathrm{C} _{1} } \ \tag{4}\] となる。

 出題の式についてまとめるなら、計算結果が確率の値のとるべき範囲である \( 0 \le \mathrm{P} \le 1 \) を逸脱しているので、そもそも確率を示す式では無く、 何故そのような式になってしまったかと言うと、ハートのカードを選ぶ場合の数 の計算方法に誤りがあり、正しくは、これを \( {}_{13} \mathrm{C} _{1} \) とし、 確率計算のための立式としては、 \[ \mathrm{P} = \frac{ {}_{13} \mathrm{C} _{1} }{ {}_{52} \mathrm{C} _{1} } \] とすると良い、という事になる。


  今月の出題はお休み致します。また、拙ブログ「高校数学1ミリメートル」は、来月の更新をお休み致す予定でおります。次回の更新は 5月中の予定でおります。宜しくお願い致します。


問題その2

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 拙ブログ 「更新は月曜の夕方」「 自然観察1ミリメートル 」は、2022年10月20日公開の新ブログ、

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